外貨投資の種類
外貨投資が注目されている背景には、国内の低金利と円安への不安から
日本国内金利はここ数年、普通預金0.001%という超低金利が続いていました。その後、2006年にゼロ金利が解除され、2007年には日銀が利上げを発表し、普通預金金利は2007年時点で0.2%に回復しています。
長らくデフレにより超低金利が当たり前になっていた日本人には、この利上げは喜ばしいことではありますが、日本の歴史上とても低水準にあるということを認識しなければなりません。
外貨の方が日本円より高金利である
日本だけに目を向けていれば、日銀の金利上昇はハッピー気分になれるわけですが、諸外国の外貨を見てみると如何に日本が低金利であるかが一目瞭然です。
外貨の金利はこちら:世界各国の主要政策金利の推移
外貨投資を組み込むことでリスクを減らすことができる
日本人の投資家が外貨へのシフトしている大きな理由が日本円の価値が下がってしまうことに対する懸念が高まっているからです。
また、日本国内で大きな災害やテロなどが起こると日本円の価値が下がり、大幅な円安になります。円安傾向が深刻になれば国内経済は無関係とはいってられません。急激なインフレになり、物の価値が上がる可能性があります。
例えばハンバーガーが100円から150円になったり、円安によって引き起こされる輸入品の高騰により食料品などの物価上昇などです。経済が右肩上がりで給料も上がっていれば問題ないのですが、収入が固定で支出が増加すれば、家計を圧迫するのは避けられません。
このように、全ての資産を日本円で運用していたら、資産は増えるどころか、実質は目減りしていることと同じことを意味します。
円安(日本円の価値が下がる)ことによるリスクから資産を守るために有効なのが外貨投資なのです。
資産の一部を日本円以外の外貨にしておくことで、円安が起こったときのリスクを回避することができます。
例えば、今後円安かつ原油などの資源が高騰してガソリン代が上がっていくとしたら、資源国の通貨(オーストラリアドルやカナダドル)などを買っておこうといった発想などです。
主な外貨商品
外貨投資といっても外貨預金,外国為替証拠金取引(FX),外貨MMF,外国国債,外国投信などの金融商品は多数あります。
いろいろな外貨金融商品がありますが、我々個人投資家が簡単に取引できる3種類の代表的な外貨金融商品(外貨預金,外貨MMF,FX)について簡単に比較してみます。
| 外貨金融商品 | 商品の内容 |
| 外貨預金 | 為替手数料や取引手数料が高く簡単に換金することができない。ペイオフ対象外なので円建てで元本保証がない |
| 外貨MMF | 換金性は高いが収益分配当(実績配当)。リターンは債権などが中心なのでリターンが少ない |
| 外国為替証拠金取引(FX) | 為替手数料や取引手数料が低く換金性が高い。外貨買いでスワップ金利を毎日享受できレバレッジ効果により投資効率も高い |
一般的に外貨預金が日本ではメジャーなのですが、FXは1998年に外為法改正により今まで銀行などの一部でしか取引できなかったのが個人投資家にも開放された比較的新しい外貨投資の金融商品です。
上記は米ドルと円の取引手数料を表示しています。
取引コストもFXが非常に有利で、外貨預金だと大手銀行の場合、為替変動が4円以上の円安にならなければ当初もらえる金利の満額をもらえることができないことがわかります。
外貨預金を始めた為替レートと満期(1年後)の為替レートがこの表による為替レート(1ドル110円)と同じだとしたら、手数料を吸収して利益を出すには金利が3.7%以上貰わなければ損失になることを意味します。
他の高金利通貨だとさらに外貨預金は手数料上乗せをされてしまいますので、さらに収益を上げることが厳しくなってくるはずです。
FX(外国為替証拠金取引)は取引コストも外貨預金と比較しても1/20以下(FX業者によっては1/100)で非常に低コストの取引ができ、売買も24時間リアルタイム,レバレッジを効率よく利用して大きな取引が可能,今なら高金利外貨買い(低金利円売り)をすれば毎日スワップ金利がもらえるわけで、現時点では外貨取引においてはFXを超えるパフォーマンスを出す外貨金融商品はないと考えます。
結論を言えば、FXが最もローコストで投資効率が高く、機動性が高い外貨金融商品であるといえます。
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